Navi.3 みんな大切なサッカーの仲間です
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クラブの考えを聞いてみて 信頼関係があれば解決できることがたくさんあります。
自分の子どもが試合に出られない、選ばれない、思ったように評価されないことに対し、
クラブの考えや判断の基準がおかしいと思うことがあります。
自分の子どもの可能性を信じるからこそ、そういった気持ちになるのでしょう。
クラブを選ぶ際に、まず初めにクラブの方針や考え方を確認しましょう。
クラブの側もそういった機会をもつべきであると思います。
クラブにはさまざまな考え方、方針があります。
それを確認し、納得したうえで選ぶのがよいでしょう。
そのうえで、疑問や不安があれば、必要に応じてコミュニケーションをしっかりとりましょう。
指導者には指導者の考えがあるはずです。それに耳を傾けてみましょう。
「なんだか知らないけど鬼ごっことかいろいろなゲーム、活動をやっていて、いつまでたってもサッカーらしいサッカーを教えてくれない」
とクラブを移っていった親子がありました。
実は、サッカーにはいろいろな要素があり、それを身につけさせるためには、いろいろな方法があります。
特に子どもの頃には、身体の使い方や敏捷性、判断といったことを身につけさせるのに、鬼ごっこは最適な練習なのです。
あるいは、11人制でプロのようなフォーメーションで戦術的なサッカーを隣のクラブではやっているのに、
4人ずつのゲームばかりやっているクラブもあります。
それはなぜでしょう?
子どもにサッカーを効果的に学ばせるためには、まずボールにたくさん触れることが大切です。
11人制でやればボールはほんの数回しか触れない子どもも、
「4対4」をやれば誰でもたくさんボールに触ることができ、シュートすることができます。
しかも状況はシンプル。走る距離もける距離も子どもの身体に無理がありません。
だから意図的にやらせるのです。
このように、一見サッカーに直結していないことをしている指導者でも、
長い目で見て、子ども時代により大切なことに時間をかけているのかもしれません。
そういった意図も不思議に思ったら、聞いてみてはいかがですか?
みんな大切な仲間 サッカーに「敵」はいません。
サッカーの試合でも、チーム競技であるにもかかわらず、
自分の子どもの一挙手一投足に必死の声援を送り続ける大人はたくさん見かけられます。
それが昂じて、相手チームに罵声を飛ばし、勢いあまって味方の子どもにまで怒鳴ってしまう大人もいます。
自分の子どもかわいさとはいえ、これは子どものスポーツの場にそぐわない光景です。
サッカーは仲間がいなくてはできません。仲間の大切さに気づきましょう。
仲間と助け合うことこそ、サッカーの大きな特徴の一つです。
それはチームメイトだけではありません。
相手チームもそうですし、レフェリーもそうです。
みんながそろって試合が成り立つのです。
みんなサッカーを愛する仲間です。
みんな子どもにすばらしいサッカー環境を与えようとしている仲間です。
もちろんみなさんも大切な私たちのサッカー仲間です。
私たちは相手チームを「敵」という言い方はせず、「相手」と呼びます。
それはサッカーをするための大切な仲間だからです。
自分の子どもばかりでなく、チームメイト、そして相手チームにも、
みんなの良いプレーに拍手しましょう。
サッカーを知っているお父さんへ 余裕をもってやさしい気持ちで見守ってください。
若い頃にご自分でもサッカーをやっていて、ついつい子どもがやっていることが気になって、口を出してしまうお父さんがいます。
「走れ!」「そうじゃない!なんでおまえは…」
また、チームやコーチに対しても、
「おれが若い頃にはもっと…」「そんなことをやっていては駄目だ!」
「もっと厳しく練習しないと」「戦術練習が足りない」などと、
歯がゆさを抑えきれないお父さんもいます。サッカーが好きで、つい黙っていられないのでしょう。
サッカーも年々進歩し、大きく変化しています。
世界のサッカーはどんどんレベルアップしています。
また、サッカーには非常にいろいろな要素があり、一面的には処理できないことがたくさんあります。
いろいろな考え方があり、いろいろなやり方があります。
コーチは、一生懸命勉強し、良い指導をしようとしています。
指導者養成講習を受けてライセンスをとったり、その後もさらに研修を受けて勉強したりしています。
それを尊重しましょう。コーチはコーチに任せましょう。
でも、良いものは伝えてください。
ご自分がやってきて、良かった経験をぜひお子さんに伝えてください。
ご自分が良い経験、楽しかった経験、充実し満足した経験をしてきたからこそ、
今でもサッカーが大好きなんですよね?
そんな人がたくさんいることがサッカーの持つ力、サッカーの財産です。
お父さんのように、サッカーが好きで、一生サッカーを楽しみ続けるような子どもに育てましょう。
一緒に楽しみ続けるのは、とてもすてきなことではないですか?
レフェリーの判定を尊重しましょう 子どものときにこそフェアプレーを伝えたい。
「オフサイド~!」「レフェリーちゃんと反則とれよ」「相手の反則じゃないか~」
といった罵声が応援席から聞こえてきます。
一生懸命にそして必死にプレーしている自分の子どもやその仲間が
レフェリーに誤審をされてゲームに負けでもしたら可哀相、見ていられない、といった気持ちが良く伝わってきます。
何としても勝ちたいと思っている2つのチームのゲームが公平に安全に進行するために、レフェリーの存在は欠かせません。
レフェリーを信頼してください。
レフェリーはみなさんよりも近くで、みなさんが応援でサッカーをみているのとは全然違う見方でゲームを見ているのです。
レフェリーの判定を尊重しましょう。
もちろんときには間違った判定がなされるかもしれません。
同じサッカーを愛する仲間としてそのミスを次に生かしてもらうようにしましょう。
サッカーがうまくなること、勝負に勝つことだけでなく、
子どもたちに教えていかなければならない大切なことの一つがフェアプレーです。
JFAでは8人制サッカーを審判1人で行っています。
判定が常に完璧にされるものではないということや、
自分たち自身でルールを守ることの大切さ等を子どもたちに分かってもらいたいと考えているからです。
子どもは大人の態度を見て学びます。
みなさんのフェアプレーの精神が、そのまま子どもたちのフェアプレーに現れてくるのです。
「○○の子ども」 その子はその子自身です。
二世選手、いわゆる有名選手の子どもが同じ競技をしていることがあり、しばしば話題に上ります。
親がある競技の選手であれば、生まれたときから環境の面で、
その競技が身近にあり親が必ずしも強制しなくても、
子どもが同じ競技に親しむケースは多くあります。
サッカーでもそれは同様であり、親が選手をしていたというプレーヤーはたくさんいます。
しかし、そういった時に、周囲からとかく「○○の子どもだから」と見られることが多いようです。
うまくいってもうまくいかなくても、そういった見られ方をしてしまう。
周囲は何の気なしに言う言葉かもしれませんが、それが本人を大いに傷つけることがあるということを知っておくべきです。
成功しても、「○○が親だから」当たり前、教えてもらっている、等々。
うまくいかないと、年中親と比較される。
自分自身で頑張ったのに、そんな一言で片づけられたら、自分は否定された気持ちになります。
それが苦痛となり重荷となってサッカーが楽しめなくなってしまい、結局やめてしまう子どももたくさんいるのです。
そんなことをいっさい言われず、自分を単に一人の人間として認めてくれる場で、
何か全然関係のない別のことがしたいと思えてしまうのです。
その子はその子本人であり、自分で好きで、自分でがんばって努力して、楽しくサッカーをしています。
それを親との関連で見られること、自分自身が何をどれくらいできようとできまいと、
親との関係でしか見てもらえないことは、精神的に苦痛なことです。
特に、多感な時期に、本来は誇るべき親を恨むようなことにもなりかねません。
これはなにもサッカーに限ったことではありません。
何の気なしに無神経に言うことが及ぼす影響を、少し心に留めておいてください。
自分の子どもが試合に出られない、選ばれない、思ったように評価されないことに対し、
クラブの考えや判断の基準がおかしいと思うことがあります。
自分の子どもの可能性を信じるからこそ、そういった気持ちになるのでしょう。
クラブを選ぶ際に、まず初めにクラブの方針や考え方を確認しましょう。
クラブの側もそういった機会をもつべきであると思います。
クラブにはさまざまな考え方、方針があります。
それを確認し、納得したうえで選ぶのがよいでしょう。
そのうえで、疑問や不安があれば、必要に応じてコミュニケーションをしっかりとりましょう。
指導者には指導者の考えがあるはずです。それに耳を傾けてみましょう。
「なんだか知らないけど鬼ごっことかいろいろなゲーム、活動をやっていて、いつまでたってもサッカーらしいサッカーを教えてくれない」
とクラブを移っていった親子がありました。
実は、サッカーにはいろいろな要素があり、それを身につけさせるためには、いろいろな方法があります。
特に子どもの頃には、身体の使い方や敏捷性、判断といったことを身につけさせるのに、鬼ごっこは最適な練習なのです。
あるいは、11人制でプロのようなフォーメーションで戦術的なサッカーを隣のクラブではやっているのに、
4人ずつのゲームばかりやっているクラブもあります。
それはなぜでしょう?
子どもにサッカーを効果的に学ばせるためには、まずボールにたくさん触れることが大切です。
11人制でやればボールはほんの数回しか触れない子どもも、
「4対4」をやれば誰でもたくさんボールに触ることができ、シュートすることができます。
しかも状況はシンプル。走る距離もける距離も子どもの身体に無理がありません。
だから意図的にやらせるのです。
このように、一見サッカーに直結していないことをしている指導者でも、
長い目で見て、子ども時代により大切なことに時間をかけているのかもしれません。
そういった意図も不思議に思ったら、聞いてみてはいかがですか?
みんな大切な仲間 サッカーに「敵」はいません。
サッカーの試合でも、チーム競技であるにもかかわらず、
自分の子どもの一挙手一投足に必死の声援を送り続ける大人はたくさん見かけられます。
それが昂じて、相手チームに罵声を飛ばし、勢いあまって味方の子どもにまで怒鳴ってしまう大人もいます。
自分の子どもかわいさとはいえ、これは子どものスポーツの場にそぐわない光景です。
サッカーは仲間がいなくてはできません。仲間の大切さに気づきましょう。
仲間と助け合うことこそ、サッカーの大きな特徴の一つです。
それはチームメイトだけではありません。
相手チームもそうですし、レフェリーもそうです。
みんながそろって試合が成り立つのです。
みんなサッカーを愛する仲間です。
みんな子どもにすばらしいサッカー環境を与えようとしている仲間です。
もちろんみなさんも大切な私たちのサッカー仲間です。
私たちは相手チームを「敵」という言い方はせず、「相手」と呼びます。
それはサッカーをするための大切な仲間だからです。
自分の子どもばかりでなく、チームメイト、そして相手チームにも、
みんなの良いプレーに拍手しましょう。
サッカーを知っているお父さんへ 余裕をもってやさしい気持ちで見守ってください。
若い頃にご自分でもサッカーをやっていて、ついつい子どもがやっていることが気になって、口を出してしまうお父さんがいます。
「走れ!」「そうじゃない!なんでおまえは…」
また、チームやコーチに対しても、
「おれが若い頃にはもっと…」「そんなことをやっていては駄目だ!」
「もっと厳しく練習しないと」「戦術練習が足りない」などと、
歯がゆさを抑えきれないお父さんもいます。サッカーが好きで、つい黙っていられないのでしょう。
サッカーも年々進歩し、大きく変化しています。
世界のサッカーはどんどんレベルアップしています。
また、サッカーには非常にいろいろな要素があり、一面的には処理できないことがたくさんあります。
いろいろな考え方があり、いろいろなやり方があります。
コーチは、一生懸命勉強し、良い指導をしようとしています。
指導者養成講習を受けてライセンスをとったり、その後もさらに研修を受けて勉強したりしています。
それを尊重しましょう。コーチはコーチに任せましょう。
でも、良いものは伝えてください。
ご自分がやってきて、良かった経験をぜひお子さんに伝えてください。
ご自分が良い経験、楽しかった経験、充実し満足した経験をしてきたからこそ、
今でもサッカーが大好きなんですよね?
そんな人がたくさんいることがサッカーの持つ力、サッカーの財産です。
お父さんのように、サッカーが好きで、一生サッカーを楽しみ続けるような子どもに育てましょう。
一緒に楽しみ続けるのは、とてもすてきなことではないですか?
レフェリーの判定を尊重しましょう 子どものときにこそフェアプレーを伝えたい。
「オフサイド~!」「レフェリーちゃんと反則とれよ」「相手の反則じゃないか~」
といった罵声が応援席から聞こえてきます。
一生懸命にそして必死にプレーしている自分の子どもやその仲間が
レフェリーに誤審をされてゲームに負けでもしたら可哀相、見ていられない、といった気持ちが良く伝わってきます。
何としても勝ちたいと思っている2つのチームのゲームが公平に安全に進行するために、レフェリーの存在は欠かせません。
レフェリーを信頼してください。
レフェリーはみなさんよりも近くで、みなさんが応援でサッカーをみているのとは全然違う見方でゲームを見ているのです。
レフェリーの判定を尊重しましょう。
もちろんときには間違った判定がなされるかもしれません。
同じサッカーを愛する仲間としてそのミスを次に生かしてもらうようにしましょう。
サッカーがうまくなること、勝負に勝つことだけでなく、
子どもたちに教えていかなければならない大切なことの一つがフェアプレーです。
JFAでは8人制サッカーを審判1人で行っています。
判定が常に完璧にされるものではないということや、
自分たち自身でルールを守ることの大切さ等を子どもたちに分かってもらいたいと考えているからです。
子どもは大人の態度を見て学びます。
みなさんのフェアプレーの精神が、そのまま子どもたちのフェアプレーに現れてくるのです。
「○○の子ども」 その子はその子自身です。
二世選手、いわゆる有名選手の子どもが同じ競技をしていることがあり、しばしば話題に上ります。
親がある競技の選手であれば、生まれたときから環境の面で、
その競技が身近にあり親が必ずしも強制しなくても、
子どもが同じ競技に親しむケースは多くあります。
サッカーでもそれは同様であり、親が選手をしていたというプレーヤーはたくさんいます。
しかし、そういった時に、周囲からとかく「○○の子どもだから」と見られることが多いようです。
うまくいってもうまくいかなくても、そういった見られ方をしてしまう。
周囲は何の気なしに言う言葉かもしれませんが、それが本人を大いに傷つけることがあるということを知っておくべきです。
成功しても、「○○が親だから」当たり前、教えてもらっている、等々。
うまくいかないと、年中親と比較される。
自分自身で頑張ったのに、そんな一言で片づけられたら、自分は否定された気持ちになります。
それが苦痛となり重荷となってサッカーが楽しめなくなってしまい、結局やめてしまう子どももたくさんいるのです。
そんなことをいっさい言われず、自分を単に一人の人間として認めてくれる場で、
何か全然関係のない別のことがしたいと思えてしまうのです。
その子はその子本人であり、自分で好きで、自分でがんばって努力して、楽しくサッカーをしています。
それを親との関連で見られること、自分自身が何をどれくらいできようとできまいと、
親との関係でしか見てもらえないことは、精神的に苦痛なことです。
特に、多感な時期に、本来は誇るべき親を恨むようなことにもなりかねません。
これはなにもサッカーに限ったことではありません。
何の気なしに無神経に言うことが及ぼす影響を、少し心に留めておいてください。